[著者] 中臣悠月
平安時代、『源氏物語』の中の光源氏と頭中将のように育った幼な馴染みの薫と雅道。
摂関家の跡取りとして、母からも叔母からも、早く結婚をと責めたてられる薫だが、薫はどうしてもその気になれない。
なぜなら、薫の心に秘めた相手は幼馴染の雅道で……
蜉蝣のように儚い二人の恋の行方は……?
【登場人物】
☆藤原薫=藤原摂関家の跡取り。雅道に小さい頃から仕え、恋心を抱いている。
☆源雅道=現在の天皇の長男だが、母親の身分が低いため、源姓を賜り臣下となる
☆藤原瑠璃=薫の妹。後に雅道の妃として入内する。
定価:165円(本体150円+税10%)