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斎王、俗世への禊ぎに濡るること

斎王、俗世への禊ぎに濡るること 表紙イメージ

[著者] 中臣悠月

時は平安時代幼い頃に伊勢へと下向した伊勢の斎宮に、父の思い出も母の思い出もない。
乳母であり侍女である命婦《みょうぶ》と、絵物語の中の美しい若君に憧れる毎日を送っていた。
ある日、父の崩御によって、帰京することになった斎宮。帰京の道で待っていたのは俗世へ戻るための禊ぎとは……?

定価:110円(本体100円+税10%)