[著者] 青笹慶彦
陰謀うずまく中世イタリアに悪名高い父と兄をもつことで有名な婦人がひとりいた。
ルクレツィア・ボルジアは1480年に生まれ、39年の生涯で3回の結婚をする。初婚の夫に父とのうたがいをかけられ、二度目の夫は兄のはなった殺し屋により殺害され、最後の夫はかつて町中でストリーキングをした過去をもつ。
悪女というより凶運の女性はどのように時代と一族にほんろうされていったであろうか。
不幸の香る悪女は時代の性と謎で覆われる。
◆「悪女の歴史」を語る第11弾。
定価:110円(本体100円+税10%)