[著者] 青笹慶彦

「魔女王」と国民に忌み嫌われた女王がいた。
イギリス王にはスペイン王家出身の王妃がいる。自分は王妃につかえる侍女のひとりである。だがフランスに渡って磨かれた洗練さがある。美ぼうも。
王は男の子を欲しがっている。王位をつぐ王子を。王と付き合った姉が棄てられたのを目の当たりにしても彼女はひるまなかった。
のちに国民に「のっとり女」と言われたアン・ブリーンの生涯をえがく。
◆「悪女の歴史」を語る第6弾。

定価：110円（本体100円＋税10%）