[著者] 青笹慶彦
ヨーロッパの名門ハプスブルク家に生まれたマリールイーズは、父王と外務大臣の話しあいにより侵攻者ナポレオン40才に嫁入りを命じられる。彼女は18才であった。
まだほかに男を知らぬ彼女は嫁ぎ先のフランス宮廷を混乱させる。だが夫の皇帝をじゅうぶんに皇后として愛したのである。
だがナポレオンが15年かけてつくったフランス帝国をマリールイーズは4年で破滅させる。
連合軍がパリに近づいた時に皇后マリールイーズは何をしたか。夫が皇帝から囚人に転職したときマリールイーズは何をしたか。
悪女とは1にじぶんへの理屈、2に生活、3に本能である。
◆「悪女の歴史」を語る第2弾。
定価:110円(本体100円+税10%)