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10×10 恋はホワイトエンブロイダリー

10×10 恋はホワイトエンブロイダリー 表紙イメージ

[著者] 青笹慶彦

税理士事務所に勤める岩崎麻実は母の多津子にお見合いをすすめられる。中小企業経営者の父・剛三に融資する信用金庫に勤める金融マンであった。
禿げ頭予備軍のお見合い写真だけで麻実は嫌がるが強引な母の意思により出席は決まる。前日にカルチャー講座仲間の奥田安雅と麻実は肉体関係をもち、深夜に帰宅、帰宅を待つ剛三に麻実は平手打ちされる。
当日、麻実は両親と出席したが見合い相手・長倉国男の老けかたが気に入らない。ふたりきりで庭園を歩くうちに麻実は長倉に拒否を伝える。だが長倉がかつて小学生の自分を海外旅行先で救った恩人と気づく。過去がトラウマにならぬように名前も伝えなかった長倉の思いやりに麻実は考えを改める。
後日、デートの待ち合わせ場所に妨害に現れた奥田を長倉は追い払う。長倉に麻実はプレゼントをもらう。ホワイトエンブロイダリーを。

定価:110円(本体100円+税10%)