[著者] 藤マチコ
サヤ香は関西の大財閥のお嬢様。
ダンスを踊りながら事件を解決するという、不思議な能力を持つ。
東京に気ままな一人暮らしをしていて、大学教授の榊原が趣味で始めた探偵事務所で、留守番兼電話番のアルバイトをしているサヤ香。
今回の事件の発端は、同じダンス教室に通うメグから「新宿のホストクラブが、お昼のダンス営業をしているのよ、行ってみない?」と誘われたことだった。
メグともう一人、もと宝ジェンヌの智子と三人で行って見ると…。
伝説のナンバーワン・ホスト桐生、ダンス界の若きホープ神上ダイヤ、人気のスターホストが実名で登場!
信州の山中で殺害された保母のカスミが、手に握っていた折鶴のストラップを、愛本店のホストが二人持っていた。
ともに、メグと智子が指名するホスト達だ。
カスミが残した、ダイイングメッセージの隠された意味とは。
夜の新宿と信州を舞台に繰り広げられる、華やかで哀愁のあるロマンミステリー。
定価:220円(本体200円+税10%)