[著者] 藤マチコ
オネエ探偵こと慎一は、大財閥のお坊ちゃまにして、医学部中退。新宿で探偵事務所を開いている。
助手をつとめるのは、見惚れるほど美青年のコウタ。
二人とも美形だが、口を開けば、そのやり取りは辛らつで面白い。
そんな二人の探偵事務所を、30代のサラリーマン、大川が訪れる。結婚式の途中で、彼の花嫁が挙式会場から姿を消し、失踪したと言うのだ。
「彼女の様子がおかしくなったのは、独身最後の旅行だと言って、神戸を訪れてから…」
大川の言葉に、慎一とコウタは神戸に向かう。
失踪した花嫁が秘めていた過去とは…。
新宿二丁目のトシママとのやりとりもいい味だしている、オネエ探偵シリーズ第一弾。
定価:275円(本体250円+税10%)