[著者] 志方弥公
時は2030年。一人の大学生である王女が誰かによって連れ去られてしまった。
小さな国の国王の一人娘、レベッカは政治学を学んでいた。将来、女王になるために、父の背中姿を見ながら熱心に勉強していた。
心が優しく、福祉大国にしようと夢見ている。
2030年の今、人々は貧富の差に喘いで、経済活力も落ち込み、以前のような経済大国ではなくなった。
そんなレベッカが誰かに連れて行かれ、知らない場所に拘束されてしまった。
連れ去った彼らはレジスタンス(反逆者)であり、政府に楯突こうと活動している。
しかも、彼らの説明によると、2050年。20年後の未来であり、レベッカは未来の自国の有様を見せつけられてショックを受ける。
この後、レベッカはどう感じ、生きていくのか――。
タイムトラベルの結末はいかに。
定価:550円(本体500円+税10%)