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散椿

散椿 表紙イメージ

[著者] 八谷響/さいとみ

新米除霊師の創一は、ある土地に彷徨う霊を祓う仕事を引き受ける。椿と名乗った青年は、東城伯爵家に囲われた男娼であり、己の死に気づかないままその場所に留まり続けていた。創一は椿に縁の深い品を使うことで彼を成仏させようとするが、幸薄い彼の人生と彼自身に惹かれ、除霊を躊躇うようになる。椿の孤独に引きずられた創一が此岸と彼岸の狭間の闇で見たものは、果たしてただの夢だったのか、それとも――。

定価:385円(本体350円+税10%)