[著者] 良歌の宮・こころ/桐矢
楓に夢中になっていく父親の恋慕の君に息子の楓はなついていった。その姿に母親の良歌の宮は、何もしらない楓の心を思いやりながら、一生懸命に楓を育てていった。
そんなある日、息子の楓を抱いて入った部屋で、息子の父親と父親の友人の妻とが、布団の中でセックスをしている現場を見てしまう。
女を逃がす為に刃物を持って、母親の良歌の宮と息子の楓に迫ってきた。
二歳の楓が小学一年生になった時「お父さんは僕を殺そうとしたよね」と言ってきた。良歌の宮は愕然とした。二歳の記憶が残るぐらいそのことは楓の心に、深く残った。
★事実を元に書かれた極限の「自伝的告白小説」!
定価:440円(本体400円+税10%)