[著者] 椎名拓郎

美由紀の性欲は、かつてないものになっていました。その旺盛さは、天馬すら圧倒するほど。しかもそれは、単なる性欲ではなく、孝美を妊娠させた京介が取り乱し、お腹の中の子供を軽んじるような発言をしたのを聞いた瞬間、暴力を振るってしまうほどの強烈な繁殖欲を内包したものでした。体を焦がす欲望に耐えきれなくなり、美由紀は、ついに、子供を妊娠することに決めます。性欲を獣欲にまで高めた主婦、美由紀の物語、最終巻です。

定価：110円（本体100円＋税10%）