[著者] アンジュ
父の入院をきっかけにフランス生活を打ち切り、日本に帰国した弘果は、改めて父と娘、母と娘という立場を省みる。親子の複雑に絡む感情の螺旋を通して、日本の湿度を味わいつくす、日本で生まれ、外国に生きる魂を描いた小説。小さくなった母の後姿、その骨ばった肩を見ると目頭が熱くなる。心の中にあるものと、目に映るものとの間に働く感情の矛盾は、不思議なほどに愛しい。
定価:330円(本体300円+税10%)
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[著者] アンジュ
父の入院をきっかけにフランス生活を打ち切り、日本に帰国した弘果は、改めて父と娘、母と娘という立場を省みる。親子の複雑に絡む感情の螺旋を通して、日本の湿度を味わいつくす、日本で生まれ、外国に生きる魂を描いた小説。小さくなった母の後姿、その骨ばった肩を見ると目頭が熱くなる。心の中にあるものと、目に映るものとの間に働く感情の矛盾は、不思議なほどに愛しい。
定価:330円(本体300円+税10%)